Lesson2:子犬のトイレトレーニング
子犬のトイレトレーニングは、早ければ早いほど身につきやすいもの・・
変な勘違いをさせてしまったり、困った癖が増える前に、犬の習性に合ったしつけで分かりやすく教えてあげたいものですね♪
子犬と成犬 トイレのしつけはどうして違う?
子犬も成犬も、トイレのしつけの基本は3つです!
- 成功を褒めて、トイレの場所を理解させる事。
- 失敗しても怒らず速やかに片づけ、トイレが悪いと勘違いさせない事。
- 失敗の原因になる環境を改善する事。
ですが、特に子犬の場合は、その3つの基本の加え、狭い範囲で少しずつ、教えていくしつけが入りやすいのが特徴です。広い世界を知っている成犬を、トイレトレーニングの為に急にケージに入れ続けることは、犬にとって大変なストレスとなり、問題行動に走るケースが多い為、子犬だからこそ。のトイレトレーニングと言えるでしょう
子犬のトイレのしつけは5ステップ
子犬の狭い範囲からスタートさせるトイレトレーニングは5ステップです。
簡単ですので、ぜひ、実践してみてくださいネ。
★STEP1:子犬が見渡しやすい範囲を決めてそれ以上の範囲にはいけないようにする。
広めのサークルなどがあると便利です。
★STEP2:訓練すると決めた範囲の一角に、トイレを準備する。
最初は、トイレの範囲は出来る限り広めが良く、場所は、子犬がすぐに気付ける場所で、かつ、落ち着ける場所が良いでしょう。少し、オシッコのニオイを付けておくと、より、分かりやすいです。子犬の様子をみながら、徐々にトイレの場所を狭くしていきます。
★STEP3:子犬がトイレのそぶりを見せたらトイレに誘導する。
子犬のトイレのタイミングは主に、寝起き、食後、元気に遊んだ後(興奮した後)など。ソワソワ・周りをクンクン・くるくる回る。などがその兆候です。
★STEP4:成功したら、い~っぱい褒める。
褒める時は、「タロー、ヨシヨシ」「タロー、グッド」など、決まった言葉で、少し高い声で褒めると、理解しやすくなりますし、名前を呼ばれる=褒められると結びつけ、呼び戻しトレーニングにも役立ちますよ。分かりやすいように、少し、大げさに褒めると良いですね。
★STEP5:失敗しても、怒らず速やかに片づける。
トイレをして怒られると、トイレ自体がいけないと勘違いし易いことから、隠れてトイレをするようになって、余計にトイレトレーニングを難航させてしまったり、気付きにくい場所にするようになって、ニオイが染み込みがちになる恐れが増えます。
これの繰り返しです。
子犬のトイレトレーニング 5つのコツ
子犬のトイレトレーニングは、上記の5ステップですが、そのトレーニングをスムーズにさせるためには、コツがあります。5つのコツを紹介します。
1つめ:褒めるためのトイレの準備
子犬のトイレサインをみつけトイレに誘導しても、子犬がその場所から移動しておしっこをすることも。ですから、子犬をトイレに連れて行った後、移動しにくい狭いケージを用意したり、トイレシーツをたくさん敷いて、少々移動しても、トイレシーツで用を足せるようにしてあげると、褒めるチャンスが増えますよ♪しつけの為にケージを買わなくても、右の写真のような、大きめの箱を利用しても良いですね。(写真は当店スタッフの子犬トレーニング中の様子です。)
汚れたら、新しい箱に取り替えてあげれば良いので、毎回のお掃除ストレスもなく、良いアイデアだと思います。また、トイレシーツ1枚分の狭いゲージを買えば、その時だけでなく、ずっとトイレとして使用もできますから、長く使うつもりで用意しても良いですね。
注)寝床とトイレ一体型のケージ:
犬には寝床や餌場とトイレを区別する習性があり、オシッコや糞をすると、ニオイで外敵に居場所を知られてしまうための本能です。犬の習性に合わないトイレは、あまりお勧めいたしません。
"※犬の習性が身についた成犬の方が、一体型トイレでのトレーニングは難しいことが多いようです。
その2:トイレ中はそっとしておいてね
トイレをちゃんとできるかな? と心配するあまり、子犬のトイレの様子ををじ~っ・・と、見守る飼い主さんがいらっしゃいますが、それじゃあ、緊張して「おしっこ」はあまりスムーズに出ませんよね。^^;
一旦トイレに誘導したら、そっとしておいてあげましょう。
3つめ:トイレの合図を教えましょう
盲導犬などは、同じ訓練を必ずしますが、愛犬の老後のお世話や旅行の事を考えると、トイレは犬が好きな時にするのではなく、飼い主さんの合図で出来るようにしておくと、とっても便利なんですよ♪
子犬がトイレのそぶりを見せたら「トイレ」などの言葉をかけてトイレに移動させ、その後、「ワンツーワンツー」など決まった声をかけていると、徐々に、決まった合図でトイレに向かい、条件反射で催すようになります。声掛けの際は、穏やか声でビックリさせないようにしてください。
その4:トイレ移動は、出来るだけ自分(子犬)の足で
子犬のおしっこ予報を見つけたら、出来るだけ自分の足でその場に移動した方が、どこがトイレなのかを、より早く認識しやすいものです。トイレの予兆をみつけ、「さぁ今だ!!」とばかりに犬を抱き上げトイレに移動させると、ビックリしてしまったり、お腹に刺激を受けることで、おしっこが出なくなったり我慢する場合があるので、そっとお尻を押してあげるなどの配慮が必要です。
その5:間に合わない時は、諦める勇気も大切
子犬が間違った場所でトイレをしているところを目撃!大慌てで子犬を抱き上げて、場所を移動・・。
こういう事が繰り返されると、犬はトイレをすると邪魔をされると理解し、隠れて用を足そうとしがちになりますから、心を落ち着け深呼吸。ドーンと構えて、速やかに粗相を片づけてくださいネ。
子犬のトレーニング、5ステップと5つのコツは、参考になりましたか?
次の講義Lesson3では、子犬、成犬に関係なく実践してほしいトイレトレーニングのご紹介です。
子犬の飼い主さんは、ぜひ、合わせて実践してください。
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