Lesson17:犬のマテ(待て)のしつけ
「マテ」はとっても便利なしつけの1つです |
マテ(待て)のしつけが役立つとき
帰宅すると愛犬が喜んで走り回る。
ケージを出た途端に、色々な場所におしっこをしてしまう。
留守番が大の苦手で、吠え続けてしまう。
といったお悩みを、よく耳にしますが、
マテのしつけがしっかり入っているワンちゃんだと興奮しすぎかな?と思ったときは、
「マテ」の合図で落ち着くのを待つことが可能になります
お留守番の時も、長時間は可愛そうですが、ちょっとしたお買い物や、ドッグカフェへのお出かけなどの30分〜1時間程度であれば、
静かにお行儀よく待つことができます
また、かわいい愛犬写真を撮るときだってやっぱり、
「マテ」はとっても便利なしつけなんですよ
犬のマテ(まて)のしつけを始める前に
まず、マテのしつけを行うには、「おすわり」もしくは「ふせ」が出来る事が必要です
どちらもまだ覚えていない!と言う場合は、まず、「おすわり」か「ふせ」を覚えてからスタートしましょう
基本は、他のしつけ同様、「マテ」をすると良いことがある。と、愛犬に理解させてあげることが大切ですので、ご褒美のおやつやおもちゃ、そして褒められて嬉しいと愛犬が思う、飼い主さんとの信頼関係が何より大切!
まだまだ信頼関係が出来ていないワンちゃんの場合は、逆に、関係をこじらせる場合もありますので、まずは 信頼関係を築く事を優先してくださいね
犬のマテのしつけを始めよう!
1.合図の統一
「マテ」でも「ステイ」でも良いのですが、
そのしつけを教える全ての人が同じ言葉で教える事ができるように、
ご家族で「マテ」の始まりと「ヨシ」などの終わりの言葉を決めて、統一して下さい
愛犬に分かりやすい、短い言葉が良いですね。
一緒に、愛犬の鼻先で手を広げるなどの「ジェスチャー」 による合図も教えると、
病気で耳が聞こえないなどのトラブル時に役立ちます
2.食事のマテから始めよう
大抵のワンちゃんはご飯が大好き!
ですので、その大好きなご飯の為に頑張る事からはじめましょう
ご飯の前で「おすわり」か「ふせ」をさせた状態で、愛犬に「マテ」の指示と合図を与えます
少しずつで良いので、そのまま一定時間待たせ、その後「ヨシ」と合図を与えて、ごはんをあげます
待てなかった時は、ごはんを取り上げて、再び「マテ」の合図をします。
それを繰り返し、飼い主さんが見ていない間でも「ヨシ」を言われるまで、
上手に待てるようにしつけていきます
3.何もない時でも「マテ」
次は、愛犬が集中しやすい他の人やおもちゃなどがない場所で、愛犬に「おすわり」か「ふせ」をさせます
その状態で、「マテ」と合図をだして一定時間、待ちます
動きそうになったら、再び「マテ」と声をかけて、まだである事を教えます
一定時間たったら「ヨシ」と合図し「マテ」を解除してあげて下さい
何秒間でも上手くいったら、オーバーによろこんであげましょう
これを、少しずつ距離・時間を長くしていき、最終的には 飼い主さんがその場を離れても、
合図があるまで大人しく待っていられるようにしつけていきます
4.気が散る場所で
最後は、人が居る場所やおもちゃがある場所など
愛犬の気が散りやすい場所で3と同じ事を練習します
それでうまくいくようになれば、マテのしつけは卒業!と思って良いと思います
マテが出来ると、愛犬とお出かけできる場所もぐんと広がります
上手に、しつけてあげたいですネ