Lesson16:ペットシーツで遊ぶ・破る・寝るのしつけ
お客様にいただくご質問の多さでは、おそらくTOP5に入ると思う人気のお悩み?(笑
ペットシーツの遊び癖、破り癖はどうするの?
どうして犬はペットシーツが気になるの?
「ペットシーツを破るんです!」
「ペットシーツで遊んでしまいます」
「ペットシーツの上で寝てしまって・・・」
などなど、よく耳にするのが 愛犬のペットシーツからみのしつけのお悩み
ですが、良いニオイがするわけでも、 噛み心地が良いわけでもない、何の変哲もない 「ペットシーツ」に、どうして犬は興味を持ってしまうのでしょう?
その理由は大抵2つ。
「飼い主さんが反応するから」である場合と 「ストレスや退屈」からきている場合の2通りのようです。
どんな反応が誤解されたかな?
信頼関係ができている犬と人間であれば、愛犬は飼い主さんの事が大好きです♪
そんな飼い主さん大好きワンコにとって、飼い主さんがいつも取り換えてくれる「ペットシーツ」は犬からすると、「自分を差し置いて飼い主さんが構っているライバル!」
そんなライバルのペットシーツを愛犬がちょっとかじったり、足でガリガリしてみると飼い主さんが 「あらら、ダメよ~!」
もしくは「こら!イケナイ!!」と注意します。
そうすると、構ってほしくて仕方のないワンちゃんは、
「あ!こうすると、飼い主さんがこっちを向くんだ!!」と 誤解してしまいがち。
誤解したワンちゃんは、飼い主さんと遊びたくなるとペットシーツを噛んだり、足で破いて遊びたいな~、とアピールするようになってしまいます。
そんな愛犬たちは、ペットシーツをかじったり、足で破いたりして遊んでしまう癖を身につけてしまいがちです。
トイレを教えているはずが・・・
他には、トイレトレーニング中に、愛犬がトイレシートの上にいけば「イイコ」「上手!」と褒めていたとします。
そうすると、愛犬はトイレシートに行けば 飼い主さんが褒めてくれる!と勘違いすることもあります。
同じように、用を足して褒めているのに、犬にとっては「トイレシーツで用を足して褒められた」ではなく、 「トイレシーツに行ったから褒められた」と勘違いすることもあります。
これは特に、トイレトレーニング中の子犬に多い癖ですが、ベッドがあるのに、トイレシーツで寝たりくつろぐ癖になりがちです。
そんな癖はどうしてしつける?
まず、勘違いで「ペットシーツで遊ぶ癖」がついたワンちゃんの場合は、どんなにペットシーツをグチャグチャにしても、グッと我慢して、無視をします。
更に、愛犬と遊べる時間があるときは、ペットシーツとおもちゃを並べ、ワンちゃんがおもちゃに向かえば、 一緒に遊ぶ。
ペットシーツに向かえば、黙って無視して片づける。
ということを繰り返すしつけで、次第に理解できることが多いですよ。
「ペットシーツでくつろぐ癖」の場合は、こっち(ベッド)の方がいいよ~!ということを、理解させます。
飼い主さんが率先して、犬のベッドを抱っこしたり、枕にしたり、一緒に寝たりして、お気に入りであることをアピール、また、愛犬が安心する「飼い主さんのニオイ」をつけてあげます。
数日それを繰り返し、今度は、ベッドの上にそっと愛犬を乗せて、良い子にしてたら、褒めたりおやつのご褒美をあげます。
そして、ペットシーツでくつろいだり寝たりしても、まったく無視を繰り返します。(トイレ成功は褒めましょう!)
そんなしつけを繰り返すうちに、こっち(ベッド)の方が、気持ちよいし、よい事があると理解しますよ。^^
お留守番のストレスや退屈しのぎの場合
留守中の愛犬のイタズラは、現行犯逮捕ができないので、イケナイと理解させること(しつけ自体が)が困難です。
ただ、帰宅後にそのイタズラを見て、怒ったり、注意したり、慌てたりしている飼い主さんを見て、遊んでいるケースが多いですので、 とにかく、片付けは無表情ですみやかに 、できる事なら、網目状のカバーがついたタイプのトイレトレーなどで、イタズラできないように、しつけというより「環境つくり」をしてあげるのが、解決への近道です。
その他、退屈させないための、おもちゃの中におやつが入れられるような、知育系のおもちゃや、長い時間噛んでいられる「犬用ガム」などで、他に集中できるものを用意してみると、更に良いと思いますよ。
ちょっとしたことがきっかけで、ペットシーツに興味を持っちゃうワンちゃんですが、上手にしつけてあげてくださいね。