Lesson3:猫マーキングのしつけ1
猫ちゃんのマーキング手段は色々とありますが、 その中でも尿マーキング(スプレー)が、 多くの飼い主さんの悩みの種になっていますね。 今回は、その猫マーキングのしつけ:環境編をお伝えします! |
猫(子猫)のマーキングのしつけ
猫のマーキングは、大きくわけて、次の3つの意味があります。
●種を残すための婚活活動
●テリトリー主張の威嚇、防衛行動
●不安を不安感を落ち着かせるための行動
今回の講義は、そんな困った猫マーキング(スプレー)のしつけ
についてお伝えしますが、猫は元々、群れで生活していた動物ではないので、
しつけだけでマーキングを治すのは困難です。
だからこそ成猫も子猫も、悪い癖が治りにくくなる前に、少しでも早く、
マーキング欲求を抑えることが大切なんです。
また、すでにマーキングの癖がついた猫ちゃん、子猫ちゃんの飼い主さんは、
「時間がかかる事」をよく理解して、1か月や2か月で諦めずに、根気強く向き合う事が大切です。
猫(子猫)のマーキング欲求を抑える環境つくり
その1:マーキング欲求を高めるホルモンを抑える
猫マーキングは、雄雌問わず、それぞれの性ホルモンの分泌が大きく関与しています。
ですので、マーキングが習性として定着する前までに、
去勢・避妊手術を行う事が最も効果的なマーキング対策です。
マーキング癖がついた成猫場合も、効果の差はありますが、効果的な場合が多いです。
※去勢、避妊をする時期は、一般的に生後6〜8か月と言われていますが、
その猫ちゃんの成長度合いや、体格によっても異なりますから、まずはドクターに相談を!
その2:マーキングを誘発するストレスを整える
群れを作らない猫ちゃんとしては、
マーキング対策の意味では多頭飼いはストレスの原因の1つです。
ですが、一つ屋根の下での多頭飼いであっても、
ある程度の棲み分けをさせることで、
マーキングの誘発を防ぐことが可能となります。
出来るだけ広い環境で、
それぞれが身を隠す事ができる場所がある事や、
「猫の数+1つ」のトイレを用意するといった事で、ある程度の棲み分けが、
猫ちゃん同士の中で決まっていくことが多いようです。
また、猫はデリケートな動物ですので、ちょっとした不満や不安が、マーキングを誘発してしまいます。
例えば、
●フードボウルの場所やトイレの場所が気に入らない
●来客が多いくて不安(呼び鈴の音が怖い)
●自由にできる範囲が狭くて不満
●家の周りを、野良猫?がウロウロしているのが不安
などなど、例をあげればきりがありませんが、そんな些細な事が、猫ちゃんをイライラさせたり、
不安にさせている事も多いものです。
何が原因かを突き止めることは困難ですが、マーキングをする猫や子猫の行動をじっくり観察して、
1つ1つ、修正と経過観察をしてみてください。
急にマーキングをするようになった場合は、環境に変化はなかったかな?と、些細な事でも疑って、
出来ることは、改善してあげると良いですね。
次のページでは、状況別の対策です
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