ペット大学TOP >講義一覧 > 猫の健康学科目次 > Lesson6:猫のマダニ寄生について
木や草の葉先など、自然の多い環境に潜んでいる事が多いのですが、外に出て行く猫であれば、都会でも、公園や道路沿いの植え込みや芝生からうつることがあります。
ネコの被毛に付着したマダニは、皮膚の柔らかいところへ口吻を差し込んで吸血します。
付着して、まだ血をすっていないときには、2〜3ミリのすばやく動く小さな虫ですが、
血を吸って体を大きく膨らみます。
マダニは、猫ちゃんの目のふち、耳の付け根、頬、肩、前足に寄生することが多く、
ときには、足の裏にも見つかります。
普通は2〜3匹の寄生ですが、ときには、1匹の猫に数十匹〜数百匹も寄生していることがあります。
また、マダニが吸血する際に、一緒に悪い病原体を猫ちゃんの体に送り込み、深刻な感染症を引き起こすこともあります
※人間にも同じ危険があります
その際、ダニが食いついている根元から取ってあげないと、ダニの頭部が皮膚に残ってしまいます。
マダニに大量に寄生されている場合や、繰り返し寄生を受ける場合は、
ダニ対策用の外用薬や寄生虫の感染を防ぐ薬剤、あるいは寄生虫を殺す抗生物質などを定期的に投与し、
駆除と予防をおこないます。
地域によっては、マダニは、赤血球に寄生する原虫(バベシア)や
人間にも感染する野兎病などの病原菌の中間宿主となります。
ティッシュペーパーなどでしっかり包んで処分すると良いでしょう
雌ダニをつぶすと、体内の卵をばら撒く可能性が大きくなりますから、
その場に後々、ダニが大発生してしまうかもしれません!
マダニが大発生してしまうと、駆除が困難なりますので、気を付けてくださいね
大量発生で治療が困難にならないように、早期発見、早期治療が肝心ですよ
その為にも、普段から体を触っても嫌がられない猫ちゃんとの関係つくりを心がけたいですね
Lesson6:猫のマダニ寄生について
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マダニって?
猫の体表に、小豆大から大豆大の光沢のある赤黒い虫が皮膚にしっかりと食い込むように付着していたら、それがマダニです。木や草の葉先など、自然の多い環境に潜んでいる事が多いのですが、外に出て行く猫であれば、都会でも、公園や道路沿いの植え込みや芝生からうつることがあります。
ネコの被毛に付着したマダニは、皮膚の柔らかいところへ口吻を差し込んで吸血します。
付着して、まだ血をすっていないときには、2〜3ミリのすばやく動く小さな虫ですが、
血を吸って体を大きく膨らみます。
マダニは、猫ちゃんの目のふち、耳の付け根、頬、肩、前足に寄生することが多く、
ときには、足の裏にも見つかります。
普通は2〜3匹の寄生ですが、ときには、1匹の猫に数十匹〜数百匹も寄生していることがあります。
マダニ寄生の症状は?
吸血された部位が炎症を起こすなどして、かゆみを引き起こすことが多いので、急に体を頻繁にかいているような時は、猫ちゃんが痒がっている場所を、よく調べてあげましょうまた、マダニが吸血する際に、一緒に悪い病原体を猫ちゃんの体に送り込み、深刻な感染症を引き起こすこともあります
※人間にも同じ危険があります
マダニを除去する方法
2〜3匹の寄生であれば、ピンセットなどを使って皮膚から静かに引き抜くだけで治療は終わりです。その際、ダニが食いついている根元から取ってあげないと、ダニの頭部が皮膚に残ってしまいます。
マダニに大量に寄生されている場合や、繰り返し寄生を受ける場合は、
ダニ対策用の外用薬や寄生虫の感染を防ぐ薬剤、あるいは寄生虫を殺す抗生物質などを定期的に投与し、
駆除と予防をおこないます。
地域によっては、マダニは、赤血球に寄生する原虫(バベシア)や
人間にも感染する野兎病などの病原菌の中間宿主となります。
マダニ除去の注意点
吸血してふくれたマダニを見つけて、これを除去するときには、決してつぶさないように注意しますティッシュペーパーなどでしっかり包んで処分すると良いでしょう
雌ダニをつぶすと、体内の卵をばら撒く可能性が大きくなりますから、
その場に後々、ダニが大発生してしまうかもしれません!
マダニが大発生してしまうと、駆除が困難なりますので、気を付けてくださいね
マダニ寄生の予防方法
何といっても、日々、愛猫の体をチェックしてあげること!大量発生で治療が困難にならないように、早期発見、早期治療が肝心ですよ
その為にも、普段から体を触っても嫌がられない猫ちゃんとの関係つくりを心がけたいですね