かた21動物病院 片岡院長からのお便り
2010年10月23日

[ニオワンシャン]
当院では、ニャンワンの美容(シャンプー、トリミング)もやっています。
これは「地域の動物病院」とりわけ、飼い主さんからの日々の疑問に対して「心安く健康相談に応じるホームドクター」と言う立場から、ペットの健康を管理する上で「皮膚のケアー」は、飼い主さんの「ペットへの日常ケアー」として重要な位置を占めるからです。
飼い主さんが気付いていない「皮膚の異常」があって、シャンプーをしているときにトリマーさんによってそれが発見されて報告され、大事に至らなかったと言うことが日々に多々あります。
先日も、長い期間「皮膚に湿疹が出来る事を繰り返していた」M.ダックスのチョコちゃんが、すっかり良くなって久しく、最近では一ヶ月半に一回程度の定期のトリミングに来る程度だったのですが、先日久しぶりに(いつもより少し遅れて)定期トリミングで来院しました。
そのチョコちゃんに、シャンプーをしているときに、陰部の周囲にポチポチと軽い赤くなった部分(湿疹の始まり)が見つかり、早速皮膚ローションを付け応急処置をしました。
今回の皮膚炎は、ほんの初期の状況で発見されたので、「抗生物質の注射や飲み薬」はいらない、「シャンプーと塗り薬」程度で治まる状態でした。
もちろん気付かづにそのままでいたら、もっとひどい状態になったでしょう。
チョコちゃんの飼い主さんがお迎えに来たときに、そのことをお話し、治療のために陰部周囲につけるローションをお渡ししました。
この程度の皮膚炎はシャンプーとこのローションで治まると思います。
「シャンプーは、一週間に2回(三日に一回)を二週間(計4回)実施して下さい。
その後一週間に一回を三回程度実施します。
安定しているようなら十日に一回程度までシャンプーの間隔を伸ばしても良いですよ」と、の指示を出しました。
飼い主さんは「シャンプーは、シャンプー剤がなくなっていたので少しサボっていたのです。」との事でした。
それで新しいボトルを一本渡しました。
皮膚炎が初期のうちに発見されて、「シャンプーと塗り薬」で治るようなら安いものです。
「ペットの消臭屋」さんが、新しくシャンプーを開発し発売すると言うことで、私も使ってみました。
「ニオワンシャン」と言う、なんとも中途半端なネーミングです。
細かな泡立ちで、スムースで軽やかな手のすべりがあります。
使ってみてすぐに気付くのは、少しですがほのかなハーブぽい香りを感じ、シャンプーしている時間を和ませてくれます。
犬に多い皮脂(皮膚からの分泌脂)の落ちはいいようです。
この皮脂は、いわゆる犬の臭いとなる元ですので、その洗い落ち度は「シャンプー剤の評価」での必須条件です。その点で合格です。
シャンプー剤のphも弱酸性にあえて調整しています。 使用するときには、全身にあわ立ててから5分間ぐらいそのまま放置してから、よくすすぎ落としてください。
このシャンプーの持っている、皮膚についている脂汚れを落とす効果と除菌力を高めるためです。
「ニオワンシャン」、面白いネーミングだと思います。
おそらく、このシャンプー剤「ニオワンシャン」の特徴は、すすぎの時の泡の落ちが良い事と、ドライヤー使用時の毛の乾きが、他のシャンプー剤使用時と比較して良いことです。
この製品の使用原料の確認もしてみましたが、良好で納得のいくもので、低刺激性のシャンプー剤と言えます。
ジェネラルタイプのシャンプー剤としてお勧めします。
私が獣医師になりたての頃には、よいシャンプー剤と言えば、外国製の輸入された物しかなかったのですが、近年の製品はその頃に比べ、この犬用シャンプー剤が研究改良されて、大変良くなってきていると日々感心しています。
このシャンプー剤なら、一週間に一度から十日に一度ぐらいのペースで、ションプーをする事をお勧めします。
皮膚病の予防を含め、このペースでシャンプーをすることで、皮膚のケアーをしてやってください。
シャンプー前にはよくゴムブラシで抜け毛を落としてからのシャンプーをお勧めします。
尚、「上手な、シャンプーの仕方」については、私のホームページ( 「かた21動物病院」または「教えて先生21質問箱」で検索 ) を開き 「質問箱」のコーナーから、右上のバックナンバーをクリックし「お風呂の上手な入れ方」を参考に見てください。
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