Lesson２：間違いだらけの犬ごはん
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犬=番犬だったころに比べ、ペットは家族、コンパニオンアニマルなどと言われるようになった昨今、
犬の現代病（肥満や糖尿病など）がとても多くなっています
いつまでも愛くるしい子供のような存在であることから、ついつい、甘やかしてしまいがちですが
大事な愛犬と楽しく暮らしていくためにも、今一度、「犬のごはん」を見なしてみましょう
犬のおやつの与え方
飼い主さんがご飯を食べていると、ウルウルした瞳で見つめる愛犬・・・
ついつい、おすそ分け、しちゃっていませんか？
ですが、人間にとっての「ほんの1口」は、犬にとっては「どんぶりいっぱい」の量になる事も多々あります。
塩分も糖分も過多になりがちですから、気を付けましょう
また、しつけのサポートとしても、おやつを利用する飼い主さんが多いのですが、
愛犬の代謝の良さや運動量によっても異なりますが、おやつと食餌の量のバランスを考えて、
おやつのあげすぎに注意してください
しつけなどで、たびたび与えたいときは、事前に小さく切って持ち歩くなどの
ひと工夫をしてあげると良いですね
おやつをたくさんあげすぎて、ごはんの量が少なくなってしまう・・・というような
本末転倒にならないように、要注意です！！
だらだら食べに要注意
「ごはんをあげても、なかなか食べないんです」
「ごはんをあげてもあげても、お腹を空かせています」
こんな、対照的なご相談を受けることもよくありますが、野生時代の犬は、
毎日ご飯を食べることが出来ていた訳ではありません。
食べることが出来る時に、かなりの量を食し、
餌が無い時は、1日2日、何も食べないような事だってありました。
ですから、丁度良い量を与えても、まだまだ！！と、欲しがるのは、当たり前なんです
また、外敵に餌を奪われないために、ビックリするような早食いも当たり前・・・！
欲しがるからといって、どんどんあげてしまうと、
偏食や、肥満の原因にもなりますので、気を付けてくださいネ
では、ご飯を食べない犬はどうしてなのか？
１つは、野生の頃のように「飢える」心配がないので、
嗜好性の高いものばかりを欲しがる贅沢犬になってしまった可能性
もう１つは、野生生活であれば、生き抜く事の出来なかったはずの弱い命ながら、
ペットとしての生活によって、生きることができているという可能性です
愛犬の体が、その犬種にしては小さく細い場合は、後者の可能性が高く、
そうではない場合は、前者の可能性が高くなります
すぐにご飯を食べないからと言って、いつでも食べることができる状態にしておくと、
ますますワガママになってしまいますし、肥満の可能性、そして、不衛生でもありますので、
ご飯はある程度決まった時間に与えるようにしましょう
基本は成犬の場合、朝晩の1日2回ですが、後者の弱い体質の犬の場合は、一気に多くの量を食し、
消化できない場合も多々ありますので、1日3～4回に分けると良いでしょう
愛犬のワガママでご飯を食べない場合、
1日、2日は食餌をしなくても大丈夫ですので（健康であれば）、
決まった時間に、飼い主さんが用意したドッグフードを食べなければ、
そのままにせずに下げてしまうという、犬の要求に負けない強い心を持ちましょう
それを繰り返すと、与えられたものを与えられた時に食べるようになる事が多いです
肥満対策にささみだけ・・
愛犬の肥満を気にされる飼い主さんの中に、「いつもささ身をあげてます」
といったお声を聞く事がありますが、食生活に大切なのは「バランス」です
人間も同じように、毎日、いつも同じ食品だけを食していると栄養が偏ってしまいます
同じお肉を与えるのではなく、色々な部位のお肉を与えてくださいネ
給餌量は何より大事？
「袋に書いてある量のドッグフードを与えているのに、太ってしまいます」
と、お悩みの飼い主さんも多くおられますが、人間でも、代謝が良い人悪い人、
つねに動き回っている人、動かない人がいますよね
それらの人が、同じものを食べても、やはり太る人、痩せている人に分かれます
もし、ドッグフードに記載されている量を与えていても太る場合は、
その愛犬には、給餌量が多すぎることが考えられます
書いていることを鵜呑みにするのではなく、あくまでも個体差があることを意識して
自分の愛犬に良い量を与えてください
肥満は万病の元ですから、食餌の管理は十分気を付けてくださいネ
  
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