ペット大学TOP >犬の健康管理学科 目次> 犬の花粉症
ただ、人間に比べて、ヒスタミンで改善されるケースは少ないようで、この薬剤が使われる事は、あまり多くありません
具体的な予防策としては・・・
症状は違っても、犬だってつら〜い花粉症・・・
治療には、時間を要す事が殆どですので、まずは、信頼できるドクターと、しっかり方針を相談して下さいね
Lesson14:犬の花粉症
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犬も花粉症になるの?
3月に入ると、ピークを迎えるのが杉花粉の飛散・・・
世界有数の森林大国である日本では、おおよそ60種類の花粉が、年中飛散しているそうですネ
花粉症(花粉アレルギー)で、悩んでいるのは人間だけでなく、犬や猫など、ペットの間でも、意外に多いものなのです!
人間の花粉症(花粉アレルギー)といえば、くしゃみ・鼻水・目の痒みなどの症状が多いのですが、ペット(犬や猫)の場合は、そういった症状に現れる事はあまりないようです
ペットの場合、主に皮膚の痒みとして症状が現れる事が多いようで、季節によって、脇やお腹、耳や目の周りなど、皮膚の弱い部分や、四肢の先端部分などを痒がったり、皮膚炎になるなどの場合は、花粉症かもしれません
アレルギーと花粉症
花粉症もアレルギーの一種ですから、ひとくくりにアレルギーといっても良いのですが、花粉症の場合は、季節によって症状が悪化する事が目安になりますね
犬や猫も、人間と同じくアレルゲン検査を行う事も可能で、90種以上のアレルゲンを調べることができます
(血液検査)
ただ、アレルギーであるかどうかの診断は、現在の医療では、まだ確実に判断する事は難しいようで、色々な条件により「推定」での診断となるようです
花粉症の治療法
犬や猫の花粉症の治療をスタートさせる事になった場合、人間と同じように、抗ヒスタミンや、ステロイドを用いた薬での治療と、少しずつアレルギーが起きにくい体質に変えていく減感作療法がありますただ、人間に比べて、ヒスタミンで改善されるケースは少ないようで、この薬剤が使われる事は、あまり多くありません
治療だけでなく、予防も大切
犬や猫花粉症は、治療をするだけでなく、花粉を避ける事で、症状の発症を出来るだけ抑えることも可能です具体的な予防策としては・・・
- 花粉の飛散が多い日や、多い時間帯のお散歩、外出を控える
- 外出の際は、靴下や洋服を着せて、出来るだけ花粉が体につくのを抑える
(洋服や靴下は、あまり毛羽立ちのないものを選ぶ) - 外出後は、足裏をしっかり洗ったり、拭き取ってあげる
- 外出後のブラッシングは、被毛についた花粉を落とすのに効果的
- 家の中に花粉が入らないよう、窓を開ける時間帯や、 入った花粉を排除するための、マメな掃除を行う
症状は違っても、犬だってつら〜い花粉症・・・
治療には、時間を要す事が殆どですので、まずは、信頼できるドクターと、しっかり方針を相談して下さいね