Lesson10:子猫の社会化のしつけ
子猫の社会化は、猫が人と暮らすのに役立つ大切な時期。 |
子猫の社会化の時期はいつごろ?
子猫の社会化は、個体差がありますが、生後2週間〜7週間程度と言われ、
短毛種の猫の方が成長も早く、長毛種よりも活発な傾向にあります。
子猫の社会化の過ごし方
子猫は、この社会化の時期に、色々な人や動物、物音やニオイに接する事で、子猫は社会に適した素質をグングンと学び取るんですよ。
早い時期に子猫を迎え、ワクチン接種を心配して箱入り猫に育ててしまうと臆病な成猫に育つなど、その猫の性格に大きな影響を与えてしまいますから気を付けてくださいね。
この「社会化時期」に色々な経験を積んだ子猫は、成猫になっても、色々な環境変化を受け入れやすく一緒に暮らしやすい性格に育ちやすいものなのです。
だからといって、急に色々な刺激に触れさせるのは、恐怖心を植え付けることにもなりかねません。
徐々に、まずは家の中で、色々な人と触れ合うなどのチャンスを増やしていくと良いでしょう。
また、ペットとしての猫にとっては、人に危害を加えない事が何より大切ですね。
飼い主さんではない、他の第三者から、食事やおやつをもらうなど、人に対しての良い印象をしっかり持たせることも必要です。
社会化が上手くいかないと・・・
この社会化の時期に、他の動物や猫とふれあいの無かった子猫は、成猫になって多頭飼いをするのは難しい傾向にあります。
後々、多頭飼いを検討している方は特に、社会化の時期に、ワクチン接種済の色々な動物に接するように心がけてあげるといいですね。
キャリーケースでの移動も、出来るだけこの時期に慣れさせてあげたいものです。
社会化の時期を過ぎてしまっても、根気強く色々な刺激を嫌がらない程度に経験させて慣れさせるチャンスはありますよ。
あくまでも、猫ちゃん自身が嫌がらない程度に、楽しみながらできる事が重要です。