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Lesson8:猫臭い部屋の解決方法
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家が猫臭くなる3つの理由
猫はとてもキレイ好き。
1日に何度もザラザラの舌で、体をなめて清潔にしていますので、体臭はほとんどありません。
これは、犬よりも更に肉食寄りの「ハンター」として獲物に気配を感じさせない為の「必要性」からとも言われています。
では、猫ちゃんのいるお宅で「猫臭い」のは何が原因なのでしょうか?
体臭が非常に少ない猫ちゃんのいるお宅で「猫臭く」なってしまうのは、
- 「トイレ(おしっこやうんち)のニオイ」
- 「キャットフードのニオイ」
- 「病気によるもの」
の3つが原因であることが多いようです。
猫臭い家の解決方法
トイレの度に片付ける
ネコちゃんがおしっこやうんちをする度に、排泄物を片付けることが出来れば理想ですね。
それが難しい場合は、トイレのニオイが広がらないように、
トイレの入り口にカバーがついた「ドーム型トイレ」を使ってあげると良いでしょう。
そして、少なくとも1日1回から2回は、排泄物を片付けてくださいね。
猫が自分の排泄物に砂をかけて埋めるのは、自分の気配を消して、
狩りをしやすくするためや外敵に居場所を知られないようにする習性からです。
その為、トイレが汚れすぎていると違うところで用を足すようになってしまいます。
毎日1度は、猫ちゃんに安全な消臭剤でしっかり拭いてあげましょう。
キャットフードを置きっぱなしにしない
ダラダラ食べをする猫ちゃんは多いものですが外に出して酸化したキャットフードは不衛生ですし、ニオイも強いものが殆どです。
一度口を付けたキャットフードは、特に、バイ菌が増えて衛生面でも消臭面でもよくありませんので、食餌は回数を決めて、食べる量だけ与えましょう。
1日に食べる量を知っておくことは、病気予防にも役立ちますよ。
また、生肉を分解する強い酵素を持った猫の唾液は落ちにくいもの。
毎日しっかり洗ってあげましょう。
その際、猫が舐めても害のない除菌・消臭剤で仕上げに 拭き取りをしてあげると、安心ですよ
病気予防
体臭が気にならないはずの猫の体臭が気になる時は、病気等の心配もあります。
歯に歯石がたまると臭くなりますが、そのままにしていると歯槽膿漏の原因に…
内臓の調子が悪い時も、お口が臭くなってしまいます。
その他、肛門腺がたまっている場合も、おしり周りが臭くなります。
通常は、うんちの際に肛門腺に溜まった「肛門膿」も一緒に出てしまいますが太り過ぎや高齢、
体質によって、排出しにくい場合もあります。
放置していると、肛門腺が破裂したり、化膿したりの心配もありますから
おしり周りが特にクサイと感じたら、まずは病院で相談してくださいね。
毛の長い猫ちゃんは、おしり周りも汚れがちですから、直接かけても安心できる、
優しい除菌消臭剤などで 毎日、拭いてあげると良いですね。
猫臭い家解決のまとめ
私の家って、猫臭い?と心配な方は、上記の3つを参考に消臭対策をしてくださいね。
基本は、出来るだけ早く、その都度しっかりと対処(消臭)して長くニオイを放置しない事が大切ですよ。
大事な猫ちゃんの為に、除菌・消臭剤を選ぶ時はお口に入っても大丈夫か?直接かけても、害はないか?を
最優先にして、探してあげてくださいね。
また、デリケートな猫ちゃんに、香り付の消臭剤も不向きです。
成分そのもののニオイがあっても、使用後はニオイが残らない製品を選ぶことも大切です。