Lesson1:愛猫の病気のサインを知ろう!
小さくか弱い猫ちゃんですから、怪我や病気が体に起こす負担は人より重く、急激に進行しやすいもの。特に、子猫の不調は、急激に悪化する事が多いものなんです。ですから、飼い主さんがいかに早く「愛猫の病気のサイン(不調や異常)」に気づけるかどうかが重要です!ポイントは2つ「元気・食欲、便と尿」です!! |
愛猫の元気がない
- 愛猫に元気があるかどうかを知るには、次のような事が参考になります
- じっとして、動きたがらない
- 目の輝きがない
- 泣き声が弱い
いつもと状態が違うときは、怪我や病気を我慢しているのかも
様子をみながら、体の隅々に怪我などはないかを調べてみましょう
いつもは大人しい愛猫が、体を触ろうとすると攻撃的な様子を見せる時は、痛い場所を触られるのが怖かったり、触っている場所が痛い場合もあります
優しく調べてあげましょう
不調をいち早く知るためにも、どこを触られてもいいように、日常のスキンシップも大切ですよ
何の異常も見つからないのに、回復の様子がない時は、早めに獣医さんに相談してください
「なんでもないですよ」と過保護を笑われる方が、手遅れになるより何百倍もいいですよね?
愛猫の食欲がない
急に愛猫の食欲がなくなった時は、病気のサインかもしれません
食欲がなくても元気があるなら、焦らずに。夏バテ程度でも食欲は落ちますから、
キャットフードの水分を多めにして、食べやすくしてみるなど、工夫してもいいですね
何日も食欲がなかったり、元気がなかったりするときは、病気を疑うことも必要です
逆に水分を多量摂取する時は、糖尿病や腎不全、子宮蓄膿症など、心配される病気が多くありますから
、早めに動物病院に連れて行くと良いでしょう!
便や尿の状態
人間と同じように、ウンチや尿の状態は、猫の健康状態を知るのにとっても重要!
猫ちゃんの排泄物のニオイはかなり強烈なのですが(笑、
大慌てで片付けず、毎日、硬さや色をしっかり観察しましょうね^^
キャットフードなどによっても、便の状態は変わりやすいので、
普段の状態をしっかり把握していることが、1番大事なんですよ^^
猫の良いウンチと悪いウンチ
成猫のウンチは、人間よりも少し固めで、濃茶が良いウンチ
ただ、色は食したものによっても大きく異なります
排泄後、ティッシュで掴め、跡が殆ど残らないくらいの固さを目安にしてください
柔らか過ぎるけれども、元気なようなら、勇気をだして、ウンチをほぐしてみましょう!
キャットフードがゴロゴロの状態で残っていたら、明らかに消化しきれていない・・・など、
とっても参考になりますよ
元気もなく、原因不明の時は、うんち持参で獣医さんに相談してくださいネ
また、生後間もない子猫は、構われすぎるなどのストレスでも、
すぐに便に血が混じったりするほどデリケート・・・。注意してくださいネ!
猫のオシッコで不調を見抜く!
オシッコで愛猫の不調を知るためには、回数が異常に増えたり、減ったりしていないかに注目です
また、血が混ざっていたり、普段とは違う嫌なニオイがするようだったら要注意!
うんちと同じように、前の日(前回)の食事内容によっても変化がありますから、おしっこ自体、嫌なニオイであるのは当たり前なのですが、「いつもとは違う。何か変!」と感じられる「嫌な臭い」なのか、そうでないのかも、注意して観察してくださいね
時々、愛猫の様子をお知らせいただき、病院に行くべきかどうかの相談をいただきます
ですが、私はそのねこちゃん「日常」を知りませんから、それが異常なのかどうかの判断はできません
そして、ドクターでもありません
ネコちゃんの一番傍で様子を見ているあなたが「異常」と感じたら、どうぞ早めの受診を!!
ネコの健康管理学科 第1回目のレッスン「愛猫の病気のサイン」はこれでおしまい!
参考になることはありましたか?
飼い主さんとネコちゃんとの暮らしが、ますます快適になることを、心から願っています!