愛犬の妊娠は、飼い主さんが管理するべき大切な事の1つです。避妊、去勢をしない主義の飼い主さんは、特に知っておきたいものですね |
Lesson15:犬のヒート(発情)
犬のヒート(発情)
ワンちゃんの発情期を「ヒート」といいます
メスの場合、年に2回程度ヒートが訪れ、オスの場合はメスのヒートの影響を受けて、その都度発情します
ヒートが始まる時期は、犬種(大きさ)によっても異なりますが 小型犬では、大体生後7か月くらいが目安で、大型犬は少し遅い、10か月くらいが目安になります
「番犬」ではなく、犬の室内飼いで「パートナー」として一緒に暮らす事が一般化した近年では、
ぬいぐるみのように可愛い「特に体の小さなワンちゃん」が人気になり、
どんどん小型化が求められています
ですが、まだ「種」として定着していない「犬種の割りに体が小柄」なワンちゃんは、
体の成長にも未発達な部分が多く、大人になってもヒートや生理が来なかったり、
生理不順な犬も増えています
犬・ヒート(発情)前期と後期
生理で血が出始めてから10日ほどの期間を「前期」といいます
興奮しやすくなり、だるそうにしていたりと、
性格・行動に変化がみられ、おしっこの回数が増えがちです
ヒート中のおしっこはニオイが強く、オス犬を呼び寄せます
小型犬は、血を舐めてしまう事が多いので、
気付くことが遅れがちですが、おしっこに血が混じりますので、
不調のサインの「血尿」と 間違えないようにしてくださいね
血が出始めて10日〜15日位の期間が、妊娠可能期間です
血が少なくなったり、薄くなった頃が目安ですね
それを過ぎると発情後期に入ります
発情後期はなんと、その後60日〜100日ほども続きます
1年が365日で、年に2回のヒートが来るという事は健康なメス犬ちゃんの場合、
1年間の3分の1から半分がなんと、ヒートであるという事になります!
ちなみに、とても賢いワンちゃんには人間と同じように「想像妊娠」をすることがあり
この妊娠後期のに多いのだそうです!
ヒート中のエチケット
雌犬のヒートによって、発情してしまう雄犬達
気をつけていても、ちょっと目を放した隙に雄犬に付きまとわれてしまう事もありますし興奮してしまっていますので、飼い主さんの制止もよく耳に入らない可能性もあります
興奮して飛び掛ってきたワンちゃんに、
お子さんが怪我を……なんて事にもなりかねません
ヒート中の雌犬のお散歩は、ワンちゃん達が集まる場所を避けるようにしてみたり
お散歩の時間を少しずらしてみるなど、配慮できると良いですネ
避妊をしない飼い主さんは愛犬のヒートの仕組みを知って、上手に付き合っていきましょう!